アスベスト廃棄処理の概要
アスベストは鉱物の一種であり、加熱や薬剤による焼却、あるいは微生物による分解などの一般的な廃棄物処理法では無害化できません。このためアスベストは他の廃棄物と区分され、産業廃棄物最終処分場に廃棄されることになっています。
また、飛散性アスベストは特別管理産業廃棄物とされ、中間処理として溶融処理が施された後に、産業廃棄物として管理型または安定型の産業廃棄物最終処分場で埋立処分が行われることになっています。中間処理を受けないものについては耐水性の材料で2重に梱包するか、もしくはセメント固化して管理型産業廃棄物最終処分場に埋立処分されることになっています。なお、どのケースでも海洋投入処分は禁止されています。
非飛散性アスベストについては、中間処理されたアスベストと同様、産業廃棄物として管理型または安定型の産業廃棄物最終処分場で埋立処分が行われます。