CAS工法とは

CAS工法とは?

鉱物学的な理論においては、もともと鉱物であるアスベストと、ストレートシリコンという鉱物を主原料にしている「エコベスト」(特許取得弊社材料)が結びつくことにより全く異なる鉱物に生まれ変わることが可能となりました。

この度、弊社は、セラミックの特徴(耐熱性・他剤の追従を許さない浸透性・耐候性・安全性・施工後の固形化効果による構造物の半永久的な材質保護)を活かした、弊社独自の施工技術を活用した、全く新しい吹き付けアスベストの封じ込め処理工法の開発に成功しました。

※CAS工法はアスベストを含浸固化する工法です。

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飛散防止剤「エコベスト」の特性

  1. 材料の安全性
    有害物検出試験においても全く問題なく(財団法人日本食品分析センター調べ)、含浸固化後は無機物となり、人体への影響はほとんどありません。
  2. 浮遊防止と密着性・浸透性
    密着性・浸透性に極めて優れ、アスベストの表層より浸みわたり、アスベスト線維一本一本を包み込みます。さらに全体を結束塊化させ、それによりアスベスト線維の浮遊を防ぎます。
  3. 耐熱性
    優れた840℃以上の熱に耐える優れた耐熱性を保持しています。
  4. 耐久性
    サンシャインウェザーメーター試験により、耐久性が証明されており、耐候性はもちろん、耐薬品性にも優れた特性を有しています。

CAS工法の技術概要

~アスベストを人体へ無害化する新技術~

CAS〈C=セラミック(Ceramic)・A=アスベスト(Asbestos)・S=ソリディフィケーション:包み込む(Solidification)〉工法とは、含浸固化剤「エコベスト」(ストレートシリコーンを主成分とするポリシロキサン結合溶液)を低圧噴霧の吹付けにより、アスベスト層全体へ固化剤を染み込ませ、アスベストを非針状化にして人体へ影響の無い形状にしてしまう工法です。

アスベスト繊維(青石綿:分散染色後)

CAS工法による含浸固化処理

針状で無くなったアスベスト繊維(青石綿)