アスベストの処理方法の特許取得

CAS工法の特許内容について

 

CAS工法は平成23年3月4日に「アスベスト飛散防止方法」として特許第4693639号を取得しています。この特許内容についての概略をご説明します。なお、原文は法律用語のため非常に難解な表現が多く、ここでは原文を平易に要約したものをご紹介します。ご了承ください。

目 的

吹付けアスベストの耐火性能を損なわず、また重量をあまり増大させることなくアスベストの飛散を防止でき、かつアスベストを除去する際、除去後においても飛散がなく安全性を確保できるアスベスト飛散防止方法を提供する。

解 決 手 段

ストレートシリコーン樹脂を主原料とする「エコベスト」の組成・希釈溶媒などについて解説。

発 明 の 効 果

上記で解説したエコベストをアスベスト表面に塗布浸透したのち硬化させることによって、アスベスト表面がコートされるとともに、アスベスト含有層にふくまれるアスベスト全体をつながった状態にする。このため建物の解体時においてもアスベストの飛散・浮遊はなく、また廃材を粉砕しても肺に達するような微細粉にならない。
なお、エコベストによって包まれたアスベストはプラスチック材料やコンクリート製品の充填剤としても再利用できる。